国東半島ロングトレイル 熊野磨崖仏~真木大堂
12月4日(金)
宇佐神宮から熊野磨崖仏までバスで移動しました。
熊野磨崖仏
国指定史跡、重要文化財
造立は平安時代(藤原末期)と推定されている。
登り口
地元のガイドさんの案内でここから登って行きます。
杖が用意されていました。
鬼が一夜で築いたといわれる石段
昔この地域にいた鬼が権現様に「人間の肉が食べたい」とお願いしました。権現様は「日暮れから翌朝までに百段の石段を造れば許そう、できなければお前を食い殺すぞ」と云いました。
ところが鬼はなんとあれよあれよという間に九十九段まで積み上げ、最後の一段を完成させようと下の方から石を担いで登ってきます。権現様は「これは大変、かわいい里の人間が喰われてしまう、何とかしなければ」とお考えになり「コケコッコー」と夜明けを告げる鶏の鳴きまねをしたのです。
これを聞いた鬼は「権現様に食われてしまう」と石を抱えて逃げて行ってしまいました。
見た目より急で登るのが大変、杖はあった方がいいですね。
石段を300mほど登ると、左側の巨岩壁に刻まれた不動明王像と大日如来像が見えてきます。
不動明王像 高さ:約8m
よく見かける怒りの形相ではなく愛嬌のあるやさしいお顔です。
大日如来像 高さ:6.8m
ガイドさんの話によると不動明王像より100年ほど古いそうです。
赤い服を着ているのがガイドさんです。
不動明王像を立体的に見ます。
大日如来像を立体的に見ます。
奥の院
登り口まで下りてきました。
鬼の築いたい石段は下るのも大変でした。
宝くじ茶屋、名前に惹かれて撮りました。
熊野磨崖仏から真木大堂までバスで移動しました。
真木大堂(まきおおどう)
国の重要文化財指定の9体の仏像が安置されている。
作風は平安時代。
約700年前の火災で伽藍は焼失したが、難を逃れて今日に至っている。
収蔵庫
9体の仏像が安置されている。
靴を脱いで右側の入り口から入ります。
写真は撮影禁止なのでパンフレットから取りました。
阿弥陀如来坐像 本尊
ヒノキ材による寄木造り、周りには持国天、増長天、広目天、多聞天の四天王が立する。
不動明王像
木彫り不動としての大きさは日本一、脇には二童子を従えている。
大威徳明王像
六面六臂六足で神の使いである水牛(白牛)にまたがっている。格は阿弥陀如来、不動明王、大威徳明王の順であるが、一番人気の仏像なのでパンフレットの表紙にもなっている。一番人気に納得です。
旧本堂
かつて9体の仏像はこちらに安置されていたが、火災などの心配もあり空調設備の整った収蔵庫に移された。今は木造仁王像が安置されている。
9体の仏像は大正7年に国宝に指定されたが、昭和25年に重要文化財に指定された。
どうして国宝→重文になったのでしょう?
平安時代の作とは思えない美しさで、作られた方々の思いが伝わってくるようで感動しました。
地元の方々にも大切に守られてきたのでしょう。
・・・次回、穴井戸観音、朝日、夕日観音につづく・・・

宇佐神宮から熊野磨崖仏までバスで移動しました。
熊野磨崖仏
国指定史跡、重要文化財
造立は平安時代(藤原末期)と推定されている。
登り口
地元のガイドさんの案内でここから登って行きます。
杖が用意されていました。
鬼が一夜で築いたといわれる石段
昔この地域にいた鬼が権現様に「人間の肉が食べたい」とお願いしました。権現様は「日暮れから翌朝までに百段の石段を造れば許そう、できなければお前を食い殺すぞ」と云いました。
ところが鬼はなんとあれよあれよという間に九十九段まで積み上げ、最後の一段を完成させようと下の方から石を担いで登ってきます。権現様は「これは大変、かわいい里の人間が喰われてしまう、何とかしなければ」とお考えになり「コケコッコー」と夜明けを告げる鶏の鳴きまねをしたのです。
これを聞いた鬼は「権現様に食われてしまう」と石を抱えて逃げて行ってしまいました。

見た目より急で登るのが大変、杖はあった方がいいですね。
石段を300mほど登ると、左側の巨岩壁に刻まれた不動明王像と大日如来像が見えてきます。
不動明王像 高さ:約8m
よく見かける怒りの形相ではなく愛嬌のあるやさしいお顔です。
大日如来像 高さ:6.8m
ガイドさんの話によると不動明王像より100年ほど古いそうです。
赤い服を着ているのがガイドさんです。
不動明王像を立体的に見ます。
大日如来像を立体的に見ます。
奥の院
登り口まで下りてきました。
鬼の築いたい石段は下るのも大変でした。

宝くじ茶屋、名前に惹かれて撮りました。
熊野磨崖仏から真木大堂までバスで移動しました。
真木大堂(まきおおどう)
国の重要文化財指定の9体の仏像が安置されている。
作風は平安時代。
約700年前の火災で伽藍は焼失したが、難を逃れて今日に至っている。
収蔵庫
9体の仏像が安置されている。
靴を脱いで右側の入り口から入ります。
写真は撮影禁止なのでパンフレットから取りました。
阿弥陀如来坐像 本尊
ヒノキ材による寄木造り、周りには持国天、増長天、広目天、多聞天の四天王が立する。
不動明王像
木彫り不動としての大きさは日本一、脇には二童子を従えている。
大威徳明王像
六面六臂六足で神の使いである水牛(白牛)にまたがっている。格は阿弥陀如来、不動明王、大威徳明王の順であるが、一番人気の仏像なのでパンフレットの表紙にもなっている。一番人気に納得です。
旧本堂
かつて9体の仏像はこちらに安置されていたが、火災などの心配もあり空調設備の整った収蔵庫に移された。今は木造仁王像が安置されている。
9体の仏像は大正7年に国宝に指定されたが、昭和25年に重要文化財に指定された。
どうして国宝→重文になったのでしょう?
平安時代の作とは思えない美しさで、作られた方々の思いが伝わってくるようで感動しました。
地元の方々にも大切に守られてきたのでしょう。
・・・次回、穴井戸観音、朝日、夕日観音につづく・・・
この記事へのコメント
なんだか鬼が可哀そうですね。。
働いた分は報われていれば良いのですが。。
もしワタクシがココを訪問したら、
感謝の心で登りたいと思う次第です。
憧れていたことがあります。よくもまあ、
山中にこんな巨大な仏様を残してくれたと
感心しますね。まだまだ辛抱の日々が続きますが、
どうぞよい年をお迎えください。
そういわれてみれば鬼はかわいそうですね。
しかし「人間の肉を食いたい」という望みを叶えてあげることはできませんから権現様も苦肉の策だったのでしょう。
おぎひまさんのような理解者がいて鬼も少しは報われたかもしれません。
石段を登るときには是非鬼のことを思い出してください。
国東半島は長い間の夢でしたが交通の便の悪いところなので、個人で行くことには躊躇していました。
今回Go Toを利用してツアーでの参加となりました。
巨大な仏様ばかりでなく、小さな磨崖像も数多く見かけました。
コロナが落ち着きましたら、是非お出かけいただきたいです。
1年間気持ち玉、コメントありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。